蛇のへそ曲がり
「キミの言っている事も、まあ解るよ。確かに『自分の足で歩き出せ』ってのは良い言葉さ。でもさ、――ボクにとっては、それって蛇足でしかないじゃない?」
日日日『狂乱家族日記 壱さつめ』
- 作者: 日日日,x6suke
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 文庫
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凶華様は良いキャラですね。彼女が喋るだけで面白い。ライトノベルではこういうキャラは割と重要だと思います。『オーフェン』のボルガンとか、そういうの。でもお姉さんはあんまり好きなキャラじゃなかったなあ。ああ、やっぱり書き込みが足りてないのかもしれない。色々と薄っぺらいのは否めない。
結局、『アンダカ』も『狂乱』も、『ちーちゃん』以上のインパクトは受けなかったなぁ……。この二つはシリーズ物として来月とか再来月から続刊が出るらしいけど、これらが日日日の代表作になるのかなぁ。ちょっと微妙な気がする。でもまあこれから化けるシリーズなのかもしれない。なんだかんだで日日日には期待し続けている。
あ、一つだけ明快な不満が。章の冒頭ごとにある凶華のミニキャラが2パターンしかないのが大いに不満。不満。不満。せっかく可愛いのに。そこはきっちり全ての章に違う絵を付けてほしかった。非常に勿体無い、と感じた。x6sukeの絵は素直に良いと思います。