果てしなき帰途の果に

yoakeroの雑文コーナー

ラジオはじめます。

タカツと二人で。千葉のゴーストタウンで蝙蝠と戯れながらね。


タイトル:「なんで…ノブが熱いんだ!? これは――ドアノブが照れている?」
日程:11月3日土曜日(明日だ!)
時間:おおよそ八時〜十一時まで。
内容文学フリマ出るらしいよ、って話。


みんな、文学フリマに来て、大塚英志と握手だ!

(終了しました。)

ぼくはげんきです。

九月も半ばを過ぎて、いまだに暑い日が続いていることにうんざりしている今日この頃。
生存報告なんかも兼ねて、明後日の夜に、久々にねとらじをやりますよ。


「ス、スエットはいてないの!? ま、まずいよ!」
日時:9月19日(水)九時ごろ開始予定。
出演:僕(よあけ)、タカツ、雫嬢
内容:漫画とかアニメとかゲームとか、話題のあの映画とか。



(追記)終わりました。

吉浦康裕『ペイル・コクーン』

ペイル・コクーン [DVD]

ペイル・コクーン [DVD]

ほしのこえ』の新海誠と同様の、個人製作のCGアニメーション短編映画。
「記録」についての物語である「ペイル・コクーン」と、「表現」についての物語である「もう一つの発掘記録*1」が互いに照らし出すのは、「自分がいたことの証」ではなく「人がいたことの証」という実にSFらしいテーマ。終盤近くでけっこう感動した。
あと、個人的に中盤の主人公が仕事しかしてないシーンが好き。話の中で唯一、生活感が感じられるシーンだったので。
もう一つ「水のコトバ」という短編映画が入ってたけど、こっちはあまり好みではなかった。

*1:特典映像。ただし、ほとんど文字のみ

大槻ケンヂ『ステーシー』

ステーシー

ステーシー

私は眠りの中で不条理に出会った。
不条理をどのように解釈するかは、考えるまでもなく、結局その人の主観でね。
私は、主軸がこの世界の微調整をしたように、主観という私の世界の捉え方を、目、耳、舌、触、鼻、それぞれすべてに微調整を行ったんだ。
いろんな経験をして、長い時間……といっても、たかが人の生きて老いる歳月の中でね。
わずかに、わずかに、”私の主軸”が、ちょっとズレていた。いや傾いていた。
インインメツメツとした方向へね(笑)。

最初の三分の一は「わかりやすい小説だなー」という印象で、真ん中の三分の一は「オッモシロイ小説だなぁ!」という印象で、最後の三分の一に至っては「これはトンデモナイ小説だな!」という印象っていうか衝撃。
最後の章で描かれる世界の、「ない」っぷりが凄まじい。いろんな読み方ができる小説だと思いますが、僕はその、あまりの「ない」っぷりに圧倒されました。