果てしなき帰途の果に

yoakeroの雑文コーナー

桜場コハル『みなみけ1』

みなみけ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

みなみけ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

最初に「ヤングマガジン」で連載していたのを目にしたときは、この淡々とした話のどこを楽しめばいいのかさっぱりわからなくて印象に残らなかったのだけど、その後、友人に強く勧められてまた読んでみたら、ようやく何が面白いのかあわかった。分かってみると、こんなに面白い漫画もなかなかない。同じ作者の『今日の5の2』も読んだことあるけど、あれとはかなり違う作風になってる。個人的には『みなみけ』の方が面白い。
話的には地味というかショボイというか、とにかく話を追っていてもなかなか楽しめない。見所はキャラであって、それがほぼ全て。半口開けたままの顔とか、両手を斜めに振り上げて怒ったりだとか、キャラの言動を楽しむ漫画です。ギャグ漫画ですらない。いや、でも分類するとしたらギャグ漫画なのかな。
類似品は、『トリコロ』とか『苺ましまろ』とかだと思う。