果てしなき帰途の果に

yoakeroの雑文コーナー

志水アキ『幻想水滸伝Ⅲ 8巻』

妹が買って来るので発売してすぐに読める漫画シリーズその二。
一部のゲームファンが熱い支持を送り続けている『幻想水滸伝』。でも、傑作なのは『1』と『2』だけらしいです。『3』とかその少し前に出た『外伝』とかはイマイチらしいです。去年出た『4』とかも。僕がプレイしたのは『1』と『2』だけなので断言は出来ませんが。ああ、『外伝』もやりましたがつまらなかったです。あれだけRPGじゃなくてビジュアルノベルだったし、半端なファンサービス作品でした。
そんなわけでゲームの方は面白いのかつまらないのか分かりませんが、漫画の方は面白いです。この作者の作品はこれしか読んだことないのですが、絵が上手いです、この人。見やすくて迫力のある絵を描きます。絵が上手くなくても話だけで盛り上げる漫画家もいますが、やはり絵が上手いほうが見せ場が多くてうれしいです。些細なやりとりでもゾクゾクっとしたりします。『デスノート』なんかもそう感じさせる絵ですね。あと、この漫画は連載ではなくて、一冊ごとに書き下ろして本にしているので、ページの使い方とかが贅沢で、それもうれしい。
物語のほうも、登場人物がやたら多いゲームの話を上手くまとめてる、と思う、ゲームの話知らないけどさ。まあでも基本的にはキャラ物なので、好きなキャラが出てきたら喜んでいればOKです。クリスがやたらかっこいいんですよ。準主人公だと思っていたら主人公より活躍してる。あと二巻で完結するらしいですが、とにかく色んなキャラの見せ場がたくさん出てくることを望んでいます。
次回は『とある魔術の禁書目録』四巻。その次くらいに、ストーリー以外の部分の『ひぐらしのなく頃に』の感想を書きたいなあ、と思ってる。