森博嗣『人形式モナリザ』

人形式モナリザ (講談社ノベルス)

Ｖシリーズ二冊目。
ＶシリーズはＳ＆Ｍシリーズよりも人気が高くない気がするんだけど、今の所はＶシリーズのほうが面白い気がします。たぶん、僕はＳ＆Ｍシリーズをあまり楽しめていなかったんじゃないかと、今にして思う。
神とか悪魔とか言葉とか人形とかの話で、そこらへんの森的エッセンスがとても良かった。あと、一冊目の『黒猫の三角』もそうだったけど、普通のミステリよりも犯人の動機が面白いというか、読みやすい。お金のためとか身内の仇とか、そういうのよりも読んでて違和感がない気がする。
と、ここまで書いて気付いたけど、Ｓ＆Ｍシリーズの方は、犯人の動機とか全く覚えていない。気になるので、再読したいけど、再読したいけど、森博嗣は本が多すぎて困る。あと、森博嗣の本をちゃんと全部読んでるファンとかいたりして本当に困る。どれだけ森博嗣が好きなんだ。