果てしなき帰途の果に

yoakeroの雑文コーナー

舞城王太郎『SPEEDBOY!』

SPEEDBOY! (講談社BOX)

SPEEDBOY! (講談社BOX)

講談社BOXから出た舞城のやつをタカツ君から借りて読んだんですが、始終『かもめのジョナサン』みたいな話だなあと思いながら読んでて、読み終わった後に本棚漁ってみたら、いつかに買った『かもめのジョナサン』が見つかったのでぱらぱらと読んでみました。
かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

高校の頃に読んだときは、かもめが宗教を始めるあたりでなんか置いてきぼりくらった感じだったと思うのですが、いやはや、いい話じゃないですか、これ。僕なんかが今更言うまでもないことですが。そして必要に迫られ再読中だった『太陽の塔』へと連想の波は行き着くわけですが、
太陽の塔

太陽の塔

これも本当にいい話ですよ。今年もクリスマスイブの京都では孤独と哀しみを背負った男たちによって「ええじゃないか」が繰り広げられているのでしょうな。僕の脳内京都の話ですがね。
まあ、今年のイブには、僕とタカツ君がやらかしますがね。
つまりは、12月24日にネトラジる*1ってわけですよ!
クリスマスファシズムには負けませんぜ!
「孤独だからいいんだ。孤独だからこそ速くなれる」*2

*1:ねとらじをやるよ」という意味。

*2:『SPEEDBOY!』の話題で始まり、『SPEEDBOY!』からの引用で終わる美しい構成!