果てしなき帰途の果に

yoakeroの雑文コーナー

大槻ケンヂ『ステーシー』

ステーシー

ステーシー

私は眠りの中で不条理に出会った。
不条理をどのように解釈するかは、考えるまでもなく、結局その人の主観でね。
私は、主軸がこの世界の微調整をしたように、主観という私の世界の捉え方を、目、耳、舌、触、鼻、それぞれすべてに微調整を行ったんだ。
いろんな経験をして、長い時間……といっても、たかが人の生きて老いる歳月の中でね。
わずかに、わずかに、”私の主軸”が、ちょっとズレていた。いや傾いていた。
インインメツメツとした方向へね(笑)。

最初の三分の一は「わかりやすい小説だなー」という印象で、真ん中の三分の一は「オッモシロイ小説だなぁ!」という印象で、最後の三分の一に至っては「これはトンデモナイ小説だな!」という印象っていうか衝撃。
最後の章で描かれる世界の、「ない」っぷりが凄まじい。いろんな読み方ができる小説だと思いますが、僕はその、あまりの「ない」っぷりに圧倒されました。

例のラジオの詳細が、とあるページにて告知されておりましたよ!
コピペ! コピペ!

■ラジオ告知 〜詳細なんじゃよ〜
えーっと、今日、『バイオハザード』の時間くらいにやるラジオの詳細でーす。


日時:
2006年12月23日 21:00〜 20:30〜

番組名:
「どんな宝石も色あせるほどピュアな気持ち眠っていたのねラジオ」

URL:


掲示板:


ちなみに、ハイレゾの人、出まーす(理由は言わずもがな)。

では、よろしくオネガシマス(急に片言で)。

ハイレゾの人も出るんですって!
今から超楽しみですなー!

珍しく朝早くに目が覚めて、空いた時間でのんびりネットサーフィンしてたらさ、
なんか面白そうな告知を見つけたから、ちょいとコピペでもしてみようかな。

「お前、マジ好みだぜ」
前にも言いましたが、今週の土曜日の夜頃から来るイブにかけて、大衆に肉を売り捌く人とラジオやります。ハイレゾの人も、予定が無かったら出ます。多分、フジテレビで『バイオハザード』やってる時間くらいから始めると思います。

今回のラジオで僕たちは、ルサンチマンを捨て去ること、いや、殺すことの重要性を訴えていこうと思います。何故なら、恨み辛み嫉み蔑みが面白いなんて、そんなある意味で幸福な時代は、もうとっくに終っているからであり、それを訴えるに最適な日取りであるからです。
とにかく、そんなテーマで話す……十秒くらい話すと思いますので、せいぜい気をつけてください。主に出演者の野郎ども。所謂DJ。

詳しいことは後日また言います。
それでは、よろしくお願いします。

未だにサンタを信じてる君も、信じてない君も、週末は『バイオハザード』なんて見ている場合じゃないぞ!
ゾンビよりも面白い何かが、きっとある……!

大槻ケンヂ『ステーシー』

ステーシー

ステーシー

全部読み終わってないけど、半分くらい読んだあたりで解説とかあとがきを読んでみた。それから本編に戻ってみたら、解説とかあとがきを読む前よりも楽しんで読めるになったので結果オーライ。純愛なのですなー、この話は。良い小説じゃないですか。ただ単に少女がいっぱい惨殺されるってだけの話じゃないのですな。いや、むしろ、ただそれだけの話なのかしらん。そうかもしらん。まあとにかく、面白い小説には違いないですよ。

西尾維新『化物語(上)(下)』

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

今日も今日とて死んだ目をして、さながら歩く死体のような僕だったのですが、いやはや、無駄に沈んでいるときは面白い読み物が一番ですよ。楽しんだ楽しんだ。西尾維新の作品の中で、一番楽しめたかもしれない。
下巻のあとがきで「誤解を恐れずに言えば、本書は仕事としてでなく、趣味として書いた」みたいなことが書かれていて、実際、展開からガジェットまで、西尾が今まで親しんできただろう要素の寄せ集めでしかなくて、でもだからこそ、これだけ楽しげな感じで書けたのだと思えば、むしろそこは評価すべき。
趣味として書かれた、という意味で『ダブルダウン勘繰郎』に近い。
あと、VOFANのイラストが予想以上にレベル高くて良かった。

東亮太『マキゾエホリック Case:3魔法少女という名の記号』

うっかり失念していましたが、僕はこのシリーズ応援しているのでした。応援しておいて↑だけの感想というのもひどい話なので、この小説の面白そうな部分を書いときます。
魔法少女が出てくる。彼女の正体はクラスメイト全員が知っている。でも彼女は正体がバレていないと思っている。
・敵幹部もクラスメイト。彼の正体もクラスメイト全員が知っている。でも彼は正体がバレていないと思っている。
・身長十五センチの少女が出てくる。
・お嬢様と召使いが出てくる。
・殺し屋が出てくる。
魔法少女と勇者と改造人間と巫女とロボット乗りが戦う騎馬戦。
・妖怪と勇者と改造人間と巫女と姫と転校生がリレーのアンカー。
・ばりあー。
なまず

えー、ちゃんと書こうかと思ったのですが、途中から面倒になったので全部箇条書きにしてみました。手抜きの割にはいい感じだな、と思います。これでちっとも面白そうだと思えなかった人は、読まないほうが無難です。逆に面白そうだと思った人は、たぶん楽しめます。
そういう小説です。