大槻ケンヂ『ステーシー』
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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私は眠りの中で不条理に出会った。
不条理をどのように解釈するかは、考えるまでもなく、結局その人の主観でね。
私は、主軸がこの世界の微調整をしたように、主観という私の世界の捉え方を、目、耳、舌、触、鼻、それぞれすべてに微調整を行ったんだ。
いろんな経験をして、長い時間……といっても、たかが人の生きて老いる歳月の中でね。
わずかに、わずかに、”私の主軸”が、ちょっとズレていた。いや傾いていた。
インインメツメツとした方向へね(笑)。
最初の三分の一は「わかりやすい小説だなー」という印象で、真ん中の三分の一は「オッモシロイ小説だなぁ!」という印象で、最後の三分の一に至っては「これはトンデモナイ小説だな!」という印象っていうか衝撃。
最後の章で描かれる世界の、「ない」っぷりが凄まじい。いろんな読み方ができる小説だと思いますが、僕はその、あまりの「ない」っぷりに圧倒されました。
■
珍しく朝早くに目が覚めて、空いた時間でのんびりネットサーフィンしてたらさ、
なんか面白そうな告知を見つけたから、ちょいとコピペでもしてみようかな。
「お前、マジ好みだぜ」
前にも言いましたが、今週の土曜日の夜頃から来るイブにかけて、大衆に肉を売り捌く人とラジオやります。ハイレゾの人も、予定が無かったら出ます。多分、フジテレビで『バイオハザード』やってる時間くらいから始めると思います。今回のラジオで僕たちは、ルサンチマンを捨て去ること、いや、殺すことの重要性を訴えていこうと思います。何故なら、恨み辛み嫉み蔑みが面白いなんて、そんなある意味で幸福な時代は、もうとっくに終っているからであり、それを訴えるに最適な日取りであるからです。
とにかく、そんなテーマで話す……十秒くらい話すと思いますので、せいぜい気をつけてください。主に出演者の野郎ども。所謂DJ。詳しいことは後日また言います。
それでは、よろしくお願いします。
未だにサンタを信じてる君も、信じてない君も、週末は『バイオハザード』なんて見ている場合じゃないぞ!
ゾンビよりも面白い何かが、きっとある……!
大槻ケンヂ『ステーシー』
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 角川書店
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西尾維新『化物語(上)(下)』
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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下巻のあとがきで「誤解を恐れずに言えば、本書は仕事としてでなく、趣味として書いた」みたいなことが書かれていて、実際、展開からガジェットまで、西尾が今まで親しんできただろう要素の寄せ集めでしかなくて、でもだからこそ、これだけ楽しげな感じで書けたのだと思えば、むしろそこは評価すべき。
趣味として書かれた、という意味で『ダブルダウン勘繰郎』に近い。
あと、VOFANのイラストが予想以上にレベル高くて良かった。
東亮太『マキゾエホリック Case:3魔法少女という名の記号』
マキゾエホリック Case3:魔法少女という名の記号 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 東亮太,Nino
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10/31
- メディア: 文庫
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・魔法少女が出てくる。彼女の正体はクラスメイト全員が知っている。でも彼女は正体がバレていないと思っている。
・敵幹部もクラスメイト。彼の正体もクラスメイト全員が知っている。でも彼は正体がバレていないと思っている。
・身長十五センチの少女が出てくる。
・お嬢様と召使いが出てくる。
・殺し屋が出てくる。
・魔法少女と勇者と改造人間と巫女とロボット乗りが戦う騎馬戦。
・妖怪と勇者と改造人間と巫女と姫と転校生がリレーのアンカー。
・ばりあー。
・なまず。
えー、ちゃんと書こうかと思ったのですが、途中から面倒になったので全部箇条書きにしてみました。手抜きの割にはいい感じだな、と思います。これでちっとも面白そうだと思えなかった人は、読まないほうが無難です。逆に面白そうだと思った人は、たぶん楽しめます。
そういう小説です。